僕は普通。

普通は普通じゃない。

森山直太朗

”生きてることが辛いなら いっそ小さく死ねばいい
恋人と親は悲しむが 三日と経てば元通り
気が付きゃみんな年取って 同じとこに行くのだから”

 

当時、この歌詞、この曲は自殺を助長させるものだとして

世間から叩かれ炎上しました。

 

私はこの曲に助けられた一人です。

森山直太朗さんの歌声、歌詞、メロディ、本当に良い曲です。

 

実は、一時期自殺を考えていたことがありました。

表面上は明るくしてしまうし

”大丈夫”が口癖になっていた私は強がってしまったり

見栄を張ってしまったりして、誰かといるときは

自分だけど自分じゃない感じでした。

 

コンプレックスのことを以前、記事で書きました。

 

自分のコンプレックスも相まって

死んでしまったら、悩まなくて済むし

つまらない人間関係や仕事のことも忘れられて

自由になれる。と考えていました。

 

そんな時の私は、仕事から家に帰るとすぐにベッドへ倒れこむ

ご飯も食べず、服も着替えず、そのまま朝まで眠る。

起きてシャワーを浴びて出社する。

別に仕事が忙しくて帰りが遅いわけでもなかったんです。

ただ、楽しくなかった。

それだけだったんです。

 

なぜそうなってしまったのか

私に追い打ちをかけた事件がありました。

 

4年間お付き合いしていた人と別れ

一旦実家に帰ったものの

”自立しなきゃ、親に迷惑をかけたくない”という思いで

1週間くらいで実家を出て、1人暮らしを始めました。

 

同棲していた反動からか

1人暮らしがすごく寂しかったのを覚えています。

当時、私は銀行の外為をメインとした部署で働いていて

勤務中はすごく忙しかったけど

逆にそれが寂しいという気持ちを紛らわしてくれていました。

職場まで徒歩10分のところに住んでいたおかげで

18時には家に帰っていました。

 

寂しさから、元彼に「なにしていますか?」「元気ですか?」など

メッセージを送ってしまい

典型的な構ってちゃん。メンヘラに片足突っ込んでいたと思います。

 

元彼がたまに私の家に遊びにくるようになっていて

エッチもするし食事もする。変な関係でした。

そんなある日

彼がシャワーを浴びているときに

胸がザワっとしました。

なんだろう。何かある。

別に復縁したわけじゃない。

お互いフリー。

何も縛るものはない。

だけど、、、、、

 

”女(オカマ)の勘”ってやつです。

彼の携帯を見てしまいました。

写真フォルダを見ると、彼のチ〇コ写真がありました。

しかも、私の部屋で撮っている。。。。

 

いくらフリーとは言え

私の部屋でそんな写真を撮って

誰に送っていたんだろうか。

ココで撮ったということは

私と会っている最中に、写真を送る相手と

メッセージのやり取りをしていたんだろう。

色々想像してしまい、気持ち悪くなり

理由は言えないまま、彼に帰ってほしいと告げ

”変な関係”に終止符を打ちました。

 

心のどこかで、

”もしかすると復縁する?”

”相手はまた自分に魅力を感じてくれている”

などなど、都合の良いことばかり考えていた反動で

今後復縁なんて絶対考えるものか。

別れた途端、赤の他人として扱いべきだ。

その相手には心を殺すべきだ。そう決心しました。

 

その事件をきっかけに

人間なんて心の汚いクズばかりだ

今後一生誰かを好きになるものか

仕事を頑張る気力なんてどこにあるんだ

 

そういったことを考えるうちに

”死にたい”

そう思って毎日過ごしていました。

 

当時、ラジコというアプリが流行っていて

いつでも気軽にラジオを聴けるものでした。

でも、聴いていたけど聴いてない。

何となく流している。そんな使い方をしていたので

チャンネルとか誰が出演していたとか

全く覚えてません。

 

そこで出会ったのが森山直太朗さん。

当時の自分に刺さりました。

 

生きてることが辛いなら いっそ小さく死ねばいい
恋人と親は悲しむが 三日と経てば元通り
気が付きゃみんな年取って 同じとこに行くのだから

生きてることが辛いなら わめき散らして泣けばいい
その内夜は明けちゃって 疲れて眠りに就くだろう
夜に泣くのは赤ん坊 だけって決まりはないんだし

生きてることが辛いなら 悲しみをとくと見るがいい
悲しみはいつか一片の お花みたいに咲くという
そっと伸ばした両の手で 摘み取るんじゃなく守るといい

何にもないとこから 何にもないとこへと
何にもなかったかのように 巡る生命だから

生きてることが辛いなら 嫌になるまで生きるがいい
歴史は小さなブランコで 宇宙は小さな水飲み場
生きてることが辛いなら くたばる喜びとっておけ

 

なんて衝撃的な歌詞なんでしょう。

涙が止まりませんでした。

その涙と一緒に溜まっていた何かも一緒に

外に出ていく感覚がありました。

 

嫌な思いをすれば

自分は誰かに嫌な思いをさせないように出来る

そんな自分を守って

世界から見たらちっぽけな自分という存在が

誰かをまた好きになって

好きが愛に変わって

家族にも紹介できて

一緒に素敵なおうちに住めて

そこで最後、一緒に死ねれば。なんて幸せなんだろうか

 

そう考えて

また前向きになれました。

 

森山直太朗さん

ありがとうございます。

直接言える日は来ないと思うけど

あれから、何度か

あなたのライブに行かせて頂いています。

ライブに行くたびに感動し

そのたびに前向きになれ

悪い部分の気持ちを一旦リセット出来る感覚があります。

 

 

こんな誰も読んでいないような

自分のはけ口として書いているブログ

でも、もし読んでくださった方がいるのなら

一度、森山直太朗さんの曲を聴いてみて下さい。

「大傑作撰」というアルバムがおすすめです。